職業用ミシン JUKI SL-300EX
2012年 03月 29日
とうとう買ってしまいました。職業用ミシン!
やればやるほどに、もっときれいに縫いたいという欲望は高まって…。
JUKI SL-300EX です。
なぜこの機種にしたかという話は後にして、使ってみた実感として、
まず、音が静か!!
ロックミシンは結構大きな音がします。
「職業用」という名前からして、相当大きな音がするのかと思っていましたが、
普通の音量で見ているテレビの横で縫っても、テレビの音が聞こえます。
そして、ものすごい安定感!!
重さは 本体11.3kgとのことで、2歳の娘よりちょっと軽いくらい?
今のところ、リビングのテーブルに持ち運んで使っています。
(ミシンの定位置、作りたい~!)
ストレートパンツ、シャツワンピ(再び)、メルちゃんの服、ラグランプルオーバーは
実はこのミシンで縫いました。
デニムもスイスイ縫える!
前のミシンは、デニムを縫おうものなら、生地を押したり引っ張ったり
ミシン自体がズズズッ!と動いてしまっていました。
薄地も、細かい部分も、返し縫いのときに布が巻きこまれない!
縫い目もきれい!
ニットも伸びないで縫える!
とにかく何を縫っても、きれいな縫い目で安定しているのです。
もう、大満足です!!
…………
それでは、ここからは、なぜ JUKI SL-300EX にしたかというお話です。
これから職業用ミシンを買おうかなと思っている方には
参考になる部分もあるかと思いますので、興味のある方は読んでください。
職業用ミシンにもいろいろなメーカーがあると思いますが、
ネットなどでリサーチした結果、私はJUKIしか念頭にありませんでした。
JUKIと決めたところで次に迷うのは
家庭用針か、工業用針か?ということだと思います。
家庭用針を採用している最新機種は シュプールTL-30DX です。
家庭用針のメリットは、
①自宅にあるミシン針がそのまま使える
②向きを間違えずにつけられる
③自動糸通しがある(TL-30DX)
ネット販売での売れ筋はこの機種のようで、すぐに手に入るし
もうこれに決めちゃおうかな~と、思ってしまいました。
が、私は工業用針の何たるかはわかりませんが、せっかく職業用ミシンを買うなら
本格的な工業用針のほうがいいような気もしていました。
ロックミシンに自動糸通しがついていますが、結局自分の指で糸を通しているし、
自動糸通しのメリットは感じませんでした。
厚地や皮革なら工業用針のほうがいい、という情報をネットで見て、
デニムもよく縫うし、将来的に皮小物を作ってみたくなる可能性も
大いにあると思ったので、工業用針にすることにしました。
ちなみに見た目の違いは…
左が家庭用針、右が工業用針です。
家庭用針は取りつけ軸の片面が平らになっているので、つける方向を間違えません。
工業用針は、針穴の部分のえぐれが右側にくるように 取りつけます。
縫い目が斜めになっているように感じたら、微妙に針の向きを変えて
縫い目が真っすぐになるように調整する必要も出てきます。
何となく質感が、工業用針のほうが丈夫な感じがします。
買った時点で、DB×1(工業用)の11番が2本、14番が3本ついていました。
普通地の洋服を縫うだけなら、これだけで当分買い足す必要はなさそうです。
私は、デニム用にDB×1の16番と、ニット用にDB×1KN(工業用ニット針)の11番、14番を
買い足しました。
工業用針は丈夫で折れないと聞きますが、それぞれ10本ずつ入っています。
送料も合わせて1000円ほどの出費でした。
工業用針と決まったところで、次の候補は
シュプールTL-30SP と SL-300EX でした。
両方とも、自動糸切り機能付きコントローラーがついた機種です。
縫い終わりにフットコントローラーのかかとを踏むと、自動的に糸を切ってくれます。
これがすごく便利!
いちいち、糸きりばさみを探す必要がなくなります。
仕上げに、短く残った糸を切る必要はありますが…。
そしてこの2機種の違いは、
サブテンションと、スピードコントロールつまみの有無です。
TL-30SP には両方ついておらず、SL-300EX には両方ついています。
サブテンション とは
上糸の「より」を取り除いて、糸切れなどを防ぎ、安定させるものです。
スピードコントロールつまみ とは
コントローラー踏込み時の最大速度を調節できるというもの。
「ゆっくり」に設定しておけば、フットコントローラーを最大に踏み込んでも
そんなに速く進まない、ということです。
この2つの機能がいるのかどうか 判断がつかず、ここでようやく
ミシンショップに問い合わせをしました。
「ミシンショップ つるや」 さんです。
サブテンションとスピードコントロールつまみがあることで
こわれやすい などの問題があるなら、これらの機能のないTL-30SP にするつもりでした。
つるやさんいわく、SL-300EX の
サブテンション機能は、家庭用の糸を使う分には問題ないが、
工業用の糸には「より」の強いものがあり、サブテンション機能がついているほうが
上糸が安定する とのことでした。
スピードコントロールつまみがついていることで、職業用ミシンの初心者や
これから専門学校に通う学生さんがよく買われる、とのことでした。
両機種の値段の違いが2000円だったので、つるやさんは
将来的なことも考えれば SL-300EX をおすすめる、
とのことでした。
サブテンションとスピードコントロールつまみがついていることで
こわれやすいということはないし、万一サブテンションが壊れても
サブテンションを通さずに普通に使えるとのことでした。
ということで、職業用ミシン初心者でもあるし…
SL-300EX に決定しました!
実際に使ってみて、スピードコントロールつまみは 必要ありません!
素人の私でも、フットコントローラーで速さを思い通りに調節できます。
サブテンション機能の効果も、今のところわかりません。
…………
さてさて次は、関連商品について。
まずボビン。
今まで100円ショップで買っていたボビンは使えなくなりました。
最初に、鉄製のボビンがいくつかついてきます。(直径21ミリ×幅9ミリ)
それでは足りないので、買い足しました。
アルミ製です。鉄製よりは少し高いですが、錆びないし軽いです。
下糸調子を弱くできるので、薄物を縫うときにいいそうです。
三和縫製さんのアルミボビン(職業用ミシン仕様)を20個、ネットオークションで買いました。
続いて、最初からついていた押さえです。
ファスナー押え
三つ巻き押え
次は、ミシンショップつるやさんで「ミニプロキット」として
つけてくださったものです。(現金払いの場合)
マグネット定規
布端から一定の距離を保つガイドとして。
とても便利です!
コンシールファスナー押え
コンシールファスナーをつけるときに。
テフロン押え
皮革やビニールなど、すべりの悪い生地を縫うときに。
最後に、大きな作業台。
手前に定規がついているので、便利です。
たとえば、子どものズボンのウエストに入れるゴムは50cm弱なのですが、
作業台の定規に合わせて すぐに計れます。
待ち針を打ったり、縫い代を割ったりの作業がしやすいです。
…………
というわけで長々と説明してきましたが、
少しでも参考になるところがあれば嬉しいです(*^_^*)
ロックミシンと職業用ミシンをそろえてしまい、私は何を目指しているのでしょうか?
自分の服を、家族の服を、買ったものと同じくらいオシャレにきれいに
たくさん作りたいです!
あ、ちなみに、今まで愛用していたミシンは、ボタンホール用として
しばらく活躍してもらう予定です。
(JUKIの専用ボタンホール器は、別に買わないといけないため。)
~追記~
2012年10月、職業用ボタンホール器 買いました。